八王子トライアスロン連合

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大会レポート

全日本トライアスロン宮古島大会2026レポート

2026年4月19日に開催された第40回宮古島トライアスロンに参加してきました。25年の皆生以来のロングディスタンスです。とても楽しい大会でした。

<4月15日(水) 移動前日まで>
大会3日前の16日から宮古島入りしました。今回のバイク輸送方法は事前の荷物発送+当日輪行です。

輪行の荷物を少しでも軽くするため、事前にウェットスーツやヘルメットなどは段ボール箱に詰めて宮古島のクロネコヤマト営業所へ発送しました。費用は140サイズ一箱で片道3,700円くらい。

バイクはバイクポーターPro(三辺が計203cmのモデル)で運びます。飛行機輪行は初めてだったので、事前に三回ほど箱詰めの練習しました。養生テープ貼りまくりで見た目はキレイではないですが収まっているのでヨシとします笑

バイクは機械変速で、バッテリー類は容量が小さいパワーメーターだけなので空港で預け荷物として預けるときも全く問題ありませんでした。

<4月16日(木) 移動日
空港までは空港直通バスで移動しました。自宅からバス停まではタクシーを使いましたが車種がジャパンタクシーだったので問題なく乗せることができました。

バイクポーターProは大型スーツケースに毛が生えたくらいのサイズなのでバスはもちろんタクシーでも運ぶことができます。

飛行機は早めにANAの航空券を予約したので羽田-宮古島間往復で約4万円でした。飛行機で結構な人数のトライアスリートを見かけました。早めに現地入りする選手が多いんですね。

3時間半ほどで宮古空港についたら、すぐに空港の目の前にあるJTAドームで選手受付を済ませます。

大会のゲートを見ると気持ちが高まってくる。

JTAドーム前では大会エキスポをやっていて物品の購入やバイクメカニックサービスが受けられます。16日からメカニックサービスを受けられるのはありがたいですね。

選手受付を済ませたあとはレンタカーを借りて、クロネコヤマト営業所で事前に送っておいた荷物を受け取ったのちホテルに移動しました。今回はゴール地点から約1kmのところにあるHOTEL R9 The Yard宮古島に泊まりました。

参加経験のある方から「ゴールしたあとのホテルまでの移動が結構しんどい」と聞いていたので、ゴール近くのホテルを利用しました。おかげでゴール後に荷物一式を持ってバイク自走するときも楽で、また駐車場が広くてバイクの組み立てが行いやすかったのでとても良いホテルでした。

<4月17日(金) バイク試走と観光
組み立てたバイクの試走がてら宮古島観光です。ホテルから約7km走って伊良部大橋を渡ってきました。日本一の長さで全長3.5kmの橋です。

あいにくの曇り空ですが、それでも絶景!宮古ブルーの海に囲まれた最高のサイクリングロードでした。バイクで反対側まで渡り、いらぶ大橋海の駅で休憩してからまた戻ってきました。

バイクは変速が少しだけおかしかったので、試走後にJTAドームに行って変速調整を行ってもらいました。費用は2,000円。初めての飛行機輪行でしたが破損などの大きなトラブルはなく安心しました。

その後は18:30から選手説明会です。参加しないと失格になってしまうのですが、車で会場に向かったところ駐車場が満車で車を停められないトラブル。

JTAドーム隣にあるスーパーマーケットの混雑時間帯とも重なったため、駐車場の導線が車で塞がっておりあちこちで立ち往生が発生しているほどの大混乱でした。

私は幸い近くの駐車場に停められて時間に間に合ったのですが、来年参加される方はオフィシャルが用意したシャトルバスで会場入りするかバイク自走で行くほうが良いと思います。

禁止事項の説明などあれこれ。開催式のあとはワイドーパーティです。がっつりカーボローディングしました。

<4月18日(土) 試泳とバイク預託
土曜日は与那覇前浜ビーチで試永を行いました。ビーチ自体はもう海開きしているのでいつでも泳げるのですが、土曜の10時~11時は大会のライフセーバー付きで試永を行うことができます。

東洋一のビーチと言われるだけあって与那覇前浜は抜群の透明度!キレイな海で泳ぎたかったので本当に嬉しい。水温は24度くらい、ひんやりしていて泳ぎやすい温度でした。波も穏やか。ロングジョンも持って来ましたが、クラゲ対策もあり当日はフルスーツで泳ぐことにしました。

試泳を終えたあとはトランジションエリアにバイクを預けに行きます。この際ヘルメットとボトル二本を持っていかないとバイクを預けられないので注意が必要です。ボトルを持っていかなくて時間内にバイク預託できず失格になる選手が毎年居るようです。

また東急ホテル&リゾーツ周辺の駐車場も争奪戦になるのでバイク預託は余裕を持って行くか、少し離れた場所からバイク自走で行ったほうが良いです。

天気予報で夜に雨が降るという予報だったため皆さんバイクカバーをかけていました。実際に夜は豪雨だったのでカバーは必須だったと思います。

<4月19日(日) 大会当日
当日は3時に起床しました。朝食を食べながら窓を開けてみると…土砂降りの雨。

予報ではこの後に雨は止むとのことでしたが、それでもずぶ濡れの移動&スタート前準備を考えるとテンションはだだ下がり。とはいえ行くしかないので荷物を持って出発。

4時30分にホテル近くのコンビニからスタート地点まで行く選手用バス(予約不要・無料)に乗り込みます。豪雨だったからかすでにウェットスーツを着ている方もいました。

トランジションエリアについたらスタート準備です。準備している間に雨は上がりました。思ったより早く雨が止んだので助かった。

スイムフィニッシュ用のバッグをバイク脇のフックにかけて、バイクフィニッシュ用とランフィニッシュ用のバッグは輸送トラックに預けます。

<スイムパート>
午前7時いよいよスイムスタートです。昨日と比べると海は波とうねりがあって泳ぎづらいコンディションでした。私は酔い止めを飲んでいたこともあり平気でしたが、酔いやすい波だったと思います。

バトルを避けるために外側にあたる左側かつ後方からスタートしたのですが、周りに選手が集まってきて結局バトルに巻き込まれました。コースロープ寄りの混雑を避けて外側に寄って来る選手が多かったのかもしれません。

四方八方に選手がいる状態で自分のペースで泳げずに一瞬だけ溺れかけました。さらに外側へ避けて難を逃れましたが、焦りました。幸い近くにライフセーバーが居たのでボードにつかまって数十秒ほど呼吸を整えて再スタート。

一周目を終えた後は選手がバラけたので自分のペースで泳げました。海は本当にキレイで後半は楽しいスイムでした。ただ約100名がスイムでリタイアしたそうなので、だいぶ泳ぎづらいコンディションだったと思います。

計測地点までのビーチランも含めて約1時間12分でスイムフィニッシュ。ログを見ると3,400m泳いでいました。

<T1~バイクパート>
トランジションではトイレへ行き、血豆対策で足裏にプロテクトJ1クリームを塗って5本指ソックスを着用、日焼け対策で白のアームカバー、白のインナーキャップを付けて日焼け止めクリームも塗りました。

宮古島はスイムフィニッシュバッグをゴール地点まで運営が運んでくれるので、脱いだウェットスーツなどは全てバッグにしまう必要があります。ちゃんとしまってからバイクスタートをしたら…T1所要時間は17分!ゆっくりめに作業した自覚はありますが、あまりの遅さに自分でもびっくりしながらバイクスタート笑

当日の気温は26度前後で湿度は60%くらい。例年と比較すると気温も湿度も低めで走りやすいコンディションでした。風もそこまで強くなかったと思います。サイコンで3秒平均パワーをチェックしながら約2.5倍、約140wで淡々とペダルを回します。

宮古島のバイクコースの印象は思ったよりフラット。多少の登りはありますが、キツい登りや長い登りがないので気がついたら登り終わっている印象でした。

補給は15分毎にジェル・スポドリ・水を交互に行い、水分はバイクパートで計2.8L摂る想定でした。ただ実際には気温が低かったので計2Lも飲んでいないと思います。熱中症対策として身体に気だるさを感じたらスポドリに粉末の経口補水液を溶かすようにしましたが、これもやったのは一回だけでした。

結局バイクパートは4時間39分でゴール。サイコンのNPは123wだったので、サイコンを随時チェックしていても想定通りのパワーで走り続けることは難しいと実感。

<T2~ランパート>
T1と同様に血豆対策で足の裏にプロテクトJ1クリームを塗り、5本指ソックスを新しいものに履き替え。日焼け止めを塗り直してラン用のゼッケンを付けてランスタート。T2所要時間は5分49秒。

ランは宮古島市内をほぼ一直線に進んで折り返して戻ってくるコースです。バイクで無理してないこともあり最初の15kmは脚が軽く調子が良かったので、そのまま4時間15分くらいでゴールできそうな感覚でした。

しかしそんな思い通りに事が進むはずもなく…。20km過ぎから胃の調子がおかしくなり、吐き気を感じはじめました。ジェルや水を飲んでも胃が吸収しない感じ。

「気温は高くないし、エイドで水分も塩も摂ってるから熱中症でもナトリウム欠乏でもなさそうなのになんで?」と原因がわからず混乱しました。※この塩が犯人だったと後でわかります。

一方でエネルギーはどんどん消費していくのでハンガーノックの症状が出てくる始末。なんとかジェルを飲もうとしても吐いてしまう。結局27km辺りで足が止まり、ほぼ歩く速度までペースが落ちました。

ハンガーノックなのはわかっているのですが、胃が補給食を吸収してくれないので「ヤバい…完走が危ない」と焦りました。幸い途中で少量のコーラなら飲めることに気づき、エイド毎にコーラをちびちび飲みながら何とか35km地点までは進みました。

35km辺りでふと粉末の経口補水液を持っていることを思い出してエイドで水をもらって飲んだところ、37km辺りで胃の不快感が消えて体調が一気に回復しました。その後はキロ5分強のペースで軽快に走れたのでそのままゴールを目指しました。

後で調べてわかったことは、胃の不調の原因は脱水症状と電解質バランス不全。エイドで頻繁に塩をひとつまみそのまま舐めていたので、塩の濃度が濃すぎて胃の浸透圧が上がり、身体が吸収をストップしたという状況でした。ジェルが吸収されないのはもちろん、水分が腸に入らないので脱水症状も進む悪循環という状況です。

経口補水液を飲んだことで体内の水分とナトリウムのバランスが戻ったので身体が吸収を再開したようです。大会後に相談した医療従事者の妻にもChatGPTにも「塩はそのまま舐めるものではない」と指摘を受けました。エイドでもらえる塩は最低でも水に溶かして飲まないといけないようです。え、そうなの?

手痛い教訓を得たランでしたが、経口補水液を飲んだ後は軽快に走れて無事にゴールにたどり着きました。結局ランのタイムは5時間3分でした。

最終的なトータルタイムは11時間22分32秒でした。もっと改善できた点はあるけど、事故なく怪我なく楽しくゴールできたのでヨシとします。

宮古ブルーの綺麗な海、青い空、美しい景色、熱い沿道の応援ととにかく楽しいトライアスロンでした!